外套

今日は急激に寒くなって、コートの襟を思わず立てたくなる気温でしたね(実際は全力疾走で会社をめざしたため、適温)。本を見ていたら、軟体動物には背側で内臓を覆う「外套膜」がある、と書いてありました。タコが外套を着ているなんて洒落ている。岩波生物学辞典をみると、大脳半球にも「外套」があり、その他「外套眼」、「外套腔」、「外套溝」などいろいろあるらしい。英語をみると、mantle(とかpallial)とあって味気ないのう。木靴をはいたおじいさんが労働のあとに飲むのは、やっぱりぶどう酒であってワインじゃあね、というのとおなじです。
ちなみに、「眼」について。医薬翻訳では「目」ではなくて「眼」が正しい表記です(←外套眼で思い出した)。
ついでに【外套眼】二枚貝類の外套縁に多数ある光受容器.杯状構造の中にレンズを具え,短い柄をもって外套に接続する.シャコガイ科やイタヤガイ科など表生性の種ではとくによく発達.