2012-01-01から1年間の記事一覧

wither

今日は仕事納めです。今年もいろんなことに流されてしまいましたが、来年はさらに流されることのないようにしていきたいです。皆様一年間どうもありとうございました。新年の始業日は1月7日です。毒性試験でリンパ球の免疫組織化学的評価の項目で、「wither …

histopathological findings

今年も依然として情弱だったので、来年こそは情弱ジョー・ジャック(Joe Jack)?を克服したいと思います。ジョージャックによろしくです。histopathological(finding)は「顕微鏡的(所見)」でOKかなと思っていたのですが、「組織病理学的(所見)」とすべ…

Mondays

「乃至」の意味は「または。あるいは。」のみかと思っていたのは誤りで、「〜から〜にかけて」の意味もあるとは知りませんでした。。「3人乃至5人」は「3人から5人」の意です。かつて中国語翻訳通訳の日本人応募者が「自由闊達な中国語のやりとり」と文面に…

chronic

良い子のところにはサンタがやってくるかもしれませんが、良くない子のところにはサタンがやってくるかもしれません。chronic XXX userを「慢性XXX剤使用者」としていた訳文があり、「長期XXX剤使用者」に修正しました。「慢性」とすると、必要な時以外にも…

zero degrees

「突然のメールで失礼いたします。」の書き出しで始まると限りなくスパムメールぽいですが、トライアルの応募文面でした。「0度」は、zero degreesで、zero degreeは誤りなのですね。深い。

injectionとinfusion

「原文は親切に読む。訳文はいじわるに読む」というのはスティーブ・ジョブズ本の翻訳者井口耕二さんの言葉ですが、これは特に産業翻訳の基本として深く深くうなづきます。 当方、injection(注射)とinfusion(点滴)を完全に同義とどこかの時点から思い込…

bilateral

自分の下手な手書きの文字がクールな活字になったのを初めてワープロを使って目にしたときって感動的ではありませんでしたか(中身のクオリティまで何やら違ってみえる!)。先日、字幕制作ソフトのSSTを使って「プリティ・ウーマン」の一部に自分の訳文が字…

waive

「どうぞよろしくお願いします」が「どうかよろしくお願いします」になると湿度と粘度を感じますし、「ひとつよろしくお願いします」と言われるといい加減ぽくて笑っちゃいそうですね。ビビる大木が言ったからかな。waiveの語義は「権利などを放棄する、要求…

profile

うかうかしていると10万アクセスです(月日って恐ろしい)!ぱちぱちぱち☆皆様どうもありがとうございます。「詳細不明」と「正体不明」はえらくちがうんだなと思った談話室室長です。toxicological profileやpharmacological profileは「毒性プロファイル」…

ファーストインクラス

「ファーストインクラス」は、「画期的医薬品」の意味なのですね。 http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9あああ今日は、時間切れで…

class

stumbleは「つまづく」「よろけながら歩く」ですが、「stumble upon」で「発見する」という意味になるのが良いな(〜stumble upon a clue.)。drugs of similar classで「類似のクラスの薬剤」というように、「クラス」と訳出されている場合が多いのですが、…

knee-high elastic stockings

arching energy(胸のうずくような活力)という表現があったのですが、うらやましい限りです。ニーハイのだんせいストッキングというと何事かと思われますが、knee-high elastic stockingsで「膝の高さまである弾性ストッキング」のことです。knee-highは辞…

がん原性試験

通勤快速ってネーミングが得意げですよね。がんはときに「癌」と表記しますが(ガンとはしない)、carcinogenicity studyでは必ず平仮名で「がん原性試験」なのですね。ICHでの表記ではそうなっています。過去に下記のようなOECDの毒性ガイドラインのサイト…

creatineとcreatinine

今夜はボジョレー解禁日とのことなので、half tipsyどころではなくて行き着く先はdefinitelyなのでしょうか。。。明日のPerformance Statusはdevastatingかつdebilitating。。。クレアチンとクレアチニンも間違いが多いですね。原文でも誤って混同していると…

2 puffs

half tipsyなんて、tipsy(ほろ酔い)である時点でhalfかどうかはかなりいい加減なのではあるまいか。スプレー式の点鼻薬の投与方法で「2 puffs」とあり何だろう?と思ったら「2回噴霧」とありました。なるほど。

冠詞

「要衝」なんて言葉があるんだなあ、へええと呑気に感心していたのですが、恐らく「要所」と今まで混同していたにちがいない。。。無知の恥。冠詞は難しいですが、とりあえず医薬分野の場合 ・疾患名、症状、薬品名、治療方法などには原則的に無冠詞 ・身体…

predicate device

第二子を無事出産した産休中の同僚が、先日会社にベイビーを連れてきました。母子ともども元気そうでよかったー。ベイビーLOVE☆医療機器の501(k)のところで「predicate device」とあり、なんだろう?と思ったら「legally marketed device (predicate device)…

医薬品リスク管理計画(RMP)

明日を照らすより今ここの暗がりを照らしてほしい談話室室長です。 来年4月から市販後対策として「医薬品リスク管理計画(RMP)」というのがスタートする、と薬事日報(下記)に出ていました。へー案件増えるかな?と思っていたら先日RMPの英訳案件を受注し…

damとsire

身ぎれい過ぎる殿方を見かけると、毒性試験の一般状態変化「過度の身づくろい(excessive grooming)」を思い浮かべる談話室室長です。動物試験での雌親の「dam」、雄親の「sire」というのも何だか気位の高いイメージです。前者はdameを連想しますし、sireも…

available

今朝猛スピードでオフィスに向かってダッシュしていると追手の姿がありました。何とミスタープレジデントです。弊社社長に向かって「私は遅刻魔ではなく、走り込みしているだけだ」とうそぶき、美しい秋空の下で見苦しい言い訳をしていたのでした。「from av…

From 15 January 97 to 15 October 99

「たなびくペナント」という言葉につまづいたのは、「ペナント」の意味をそういえば知らなかったからです。「ペナントレース」は何のレースなんだ?と思ったら、「ペナント」は「①細長い三角形または燕尾形の小旗。大学の校章旗や軍艦旗などに使う。②運動競…

終了と完了

スイスロールというのが和製英語ではなくて純正の?英語だったとは驚きです。swirlが「渦を巻く」という意味だからかな、など思いましたが、語源は不明らしいです。。というか、タネあかしをすると、swirlという単語を連想したのではなく、swirlを辞書で調べ…

shouldやmust

今日は会社創立二十周年の日でした。身一つで自席までたどりつけばするべきことが待っている、というのはよく考えれば驚くべき慶事である、とあらためて思ったのでした。shouldやmustを、「〜する必要がある/〜するべきである/〜しなくてはならない」と訳…

self-limited disease

生花よりドライフラワーに心惹かれる秋です。人生は秋。有害事象や疾患の転帰で、「self-limited(自己制限的)であった」という記述がありました。self-limited disease(自己制限疾患)とは、「特異的治療で,または治療なしでも自然に寛解する疾病過程」…

survival

「ドーナッツ」は楽しげなのにスペルは何でこんな気難しい感じなんだ(doughnut)。「マヨネーズ」は異国情緒でさらに難易度が高い(mayonnaise)。。。キーワードとなる用語は特に訳出に注意を払います。たとえば原文はsurvivalのみでも、「生存」「生存例…

臨床検査値の用語の変遷

気づけばページビューがとてつもない数になっていますが、自分で知らぬ間にクリックしまくっているのでしょうか。臨床検査値のALT(alanine aminotransferase)は以前はGPT(Glutamic Pyruvic Transaminase)と言われており、AST(aspartate aminotransferas…

compendium

有害事象で「銃創(gun shot wound)」とありましたが、海外ならではしょうか。。。日本薬局方は、公定書(compendium)というのでしょうか。official(compendium)で「公定書収載の」という意味になる、とステッドマンに書かれています。

12 to 24 hours before administration

「リットル」を間違えて「little」のままにした、という話を社内で聞きましたが、ああ如何にも間違えそう。。!教えてくれてありがとう(今までこのミスをおかしていても気づいていない可能性大)!「投与前12〜24時間」は時系列としては「24 to 12 hours be…

working diagnosis

頭で妄想しているだけの壮大なアイデアは形にするとたいてい貧相で、毎回しょんぼりするショボンヌです。 working diagnosisという見慣れない用語が有害事象報告で出てきました。仮の(tentative)診断、最も可能性のある診断とのことで、その後確定診断(de…

頚動脈内膜摘除→頚動脈内膜剥離術

自分のミステイクを誤魔化すために、吊り橋効果(スリリングな体験を共有することで絆が深まる効果)を主張してみたのですが、「もう非日常でも何でもない(何がだ!)」とすげなく同僚にあしらわれるセンチメンタル・オクトーバー。今日はMedDRAでCarotid e…