2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史的対照群

Thirsty thirty。thirtyではないけど、thirtiesです。historical controlは「歴史的対照群」といって何となく「征夷大将軍」を連想しますが、このように言うのですね。過去データから抽出した対照群のことです。以前「1960年代に実施された動物試験」という…

併用

そもそもアルコールとの「併用」、という日本語が自分のなかでは引っかかっているのです。「併用」は、薬剤と別の薬剤など、両方とも(片方ずつでは明らかに)有用なものを(良かれと思って)使用するときに「併用」て言いたい。薬を飲みながら片やアルコー…

コカイン

trial and errorといったって、エラーが何故後ろにくるのでしょう。「試行錯誤」も。錯誤のてんまつが気になるよう。いろんな薬(医療用医薬品・一般薬)についての一般の人向けのアメリカの出版物。お酒やタバコなどと一緒に摂取することによる相互作用を薬…

フィブリノゲンとフィブリノーゲン

オンリーワンはロンリーワン。「フィブリノゲン」は臨床分野ではこのように表記するので、訳文の「フィブリノーゲン」を一括で「フィブリノゲン」に修正し続けていたのですが、このあいだ非臨床(胴動物試験)の一般毒性試験(単回投与、反復投与)のICHのガ…

日本で未承認の薬

Earth, Wind & FireのSeptemberが何故か頭でループする日。ループと言えば「ねごと」の「ループ」。ねごとは千葉県出身のバンドです。カワイイ!さて。患者のナラティブや併用禁忌薬リスト、一般的な薬の本などで、多くの薬剤が挙げられているとき、日本で未…

Clinically significant/important/meaningful/relevant

Clinically significant/important/meaningful/relevant 臨床的に重大な/重要な/意味のある/関連する?有害事象の記述で、「本有害事象はClinically significant/important/relevantであった」という表現が出てきますが、これらはだいたい同じような意味…

お気軽に

今年はフェザー級からライト級に体重コントロールしたい。などとボクシングの階級で考えるのはまちがっているでしょうか。患者さんに対する手術や治験についての同意説明文書で、「(不明点などありましたら)担当医にお気軽にお尋ねください」と訳出されて…

gavage

gavageはライフサイエンスでは「胃管栄養法」などとなっていますが、治験薬の投与法などで出てくる場合は「強制経口投与」という表現になります。経口ゾンデなどのチューブで強制的に投与しちゃうんですね。「経口ガバージュ」という表現を目にしたのですが…

white to off white cake

お屠蘇気分でこんばんは。やっぱり新年あけました。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。去年はいろんなことを気前よく機嫌よく流しまくっていたのですが、今年はなるべく流さないようにしたいと思います。前回の記事の続きですが、組成・性状のところで…