お気軽に

今年はフェザー級からライト級に体重コントロールしたい。などとボクシングの階級で考えるのはまちがっているでしょうか。

患者さんに対する手術や治験についての同意説明文書で、「(不明点などありましたら)担当医にお気軽にお尋ねください」と訳出されていると、「担当医にご遠慮なくお尋ねください」などに必ず修正してしまいます。あくまで個人的な語感の問題かもですが、「お気軽」はちょっとカジュアルすぎる。「気兼ねなく、ためらわず、何でもお聞きください」とそのような態度を促していることは自明ですが、「こっちにとっちゃあそんな気軽な問題じゃねえんだ」とモンスターペイシェント化したおのれの姿が思い浮かぶのです。