recommendation

うっかり校閲の秘訣をお教えしましょう。その1。誤字脱字、数字チェック、レイアウトチェックなどを一度にやろうとすること。少量だったら大丈夫だろうと過信したり自分をだましたりしてやってしまうこと。

FDA(米国食品医薬品局)やWHOが公表する「recommendation」はほぼ「勧告」であって「推奨」ではないです。日常的には「勧告」は、「警告」のニュアンスが感じられます。けれどもそれとは別に、公的機関が発表するものは「警告」も含め一般的に「勧告」という用語を使うようです。
治療のガイドラインやガイダンスなどでは「推奨グレード」とかよく出てくるのでそれと混同するのでしょうか?上記のような場合を「推奨」とする訳文が多いです。
新薬の承認前も、まず各種委員会の「承認勧告」が出されます。
ちなみにWHOは「世界保健機関」です。「世界保健機構」としている訳文もたまに見かけます。