長音を含む日本人名

論文のアブストラクトの英訳などで、日本人名をローマ字表記にするとき。
「佐藤さん」は「Sato」なのか「Satoh」なのかはたと迷いました(「Satou」はナシ??)。幸い研究者のデータベースはネットにあるし、「所属」×「分野」×「人名」で検索すればだいたいローマ字での表記が分かります。というかネット検索すれば分かることなので、この調査は必須です。研究者の氏名の表記にウルサイセンセイがいて、クレームが来るのでわ?と心配だしぃ★
ひとりひとり調べた結果、長音に「h」を入れた表記と入れていない表記がまざる場合がありますが、やむをえまい。今回校閲した案件では「Sato」など、日本人がおそらく間違えようのない名前では「h」が入っておらず、「Ohno」など「オノ」と「オオノ」の二通りが通常考えられる名前では「h」が入っていない、という結果になりました。

ウィキペディアをチラ見したところ、日本語のローマ字表記は、日本式系(訓令式とISO)、ヘボン式系などバラバラとあるようです。長音を「^」であらわすのが日本式系。外務省ヘボン式系では、長音に「h」を入れても入れなくてもよい、となっているようですが、ニッポンの「佐藤家」系の方々(サトウ、カトウ、。。。)はパスポートやクレジットカードなどのローマ字表記についてどのように見解を一族で共有されている、あるいはされていないんでしょうか。