対症療法と姑息

薬物療法は大きく4つに分かれます。
・原因療法 疾病の原因そのものを除く療法。抗生物質など。
・対症療法 疾病に伴う症状を緩和・軽減する療法。風邪などに対する療法。
・予防療法 疾病の予防をするための療法。インフルエンザワクチン投与など。
・補充療法 生体に不足している必要な物質を補う療法。ホルモンやビタミン投与など。


市場が大きくなるのは、やはり対症療法に用いる(完治をめざす)薬剤で、「一時の間に合わせ」の意である「姑息」的な療法です。薬物療法はおおむね姑息的であるのが前提である。         
それに対し、外科的な介入や放射線治療はピンポイントに原因を除去するのが前提なので、そうではない、対症療法的にならざるをえない場合を「姑息的」な治療、というのでしょうね。「姑息」という用語は外科手術や放射線治療によく出てきますという話を以前していました(http://d.hatena.ne.jp/taic/20100531/127529702)。


プチ情報:私の肺や、内肋間筋や腹壁はコソクな活動をしています!息を吐き出す呼息運動ね。 間に合わせで息してる。