重篤と重症

「バックシャン」なんて死語ですが、ずいぶん昔から使われていた言葉らしいです。太宰治の書簡に「あの娘はあんまりシャンではないし」(昭和七年)とあったので。シャンはドイツ語由来で「美人」の意です。太宰の小説で、「脚絆」に「レギンス」と小さくルビが振られていたのにも瞠目したです。脚絆だって。わたくしも漆黒の脚絆をたまに身に着けます。レギンスやトレンカ、脚絆やゲートル?なども身に着けたし。

重篤」(serious)と「重症」(severe)は一見似ていますが概念が異なります。「重篤」は、患者の個体の状態を表し、「重症」は症状や徴候の程度を表しています。ICHのE2A(http://www.pmda.go.jp/ich/e/e2a_95_3_20.pdf)にも説明があります。