inoculation

「論文の質を上げるレビュー」というセミナーのチラシを眺めていると、「論文の質を下げないレビューの仕方を習えば」という同僚の有難い忠告を受けました。そうです!質を下げないパフォーマンスが大切!!翻訳の校閲(原文と訳文の照合)でも一番大事なのは、訳文の改悪をしないことだといつも肝に銘じています。校閲者の不注意や、無知、判断ミスによって改悪は生じてしまうのですが、無知と判断ミスについて自己研鑽はなかなか難しいですね。。ですので複数の人と話し合いながら作業をすすめていける環境が理想です。

inoculationという単語も接種や播種、植菌などに訳し分けが必要なときがあります。「接種」は、菌や細胞に、ウイルス感染させる場合、「播種」は培地などに、菌や細胞を増殖させる場合、「植菌」は培地などに、菌を増殖させる場合。となると、「播種」にしておけばとりあえず安全かな、と安易に考えてしまいます。