摘除と摘出

酒宴の会計を後日明朗にしようとすると「室長が覚えてるわけないじゃないですか」と放言したのは、一年前室長が採用審査官として威張っていた当時の被面接者です。成長したなあ、もう。このように、後から入社した人(々)に追い抜かれる現象は、時空が歪んでいからこそ、と言えば良いのでしょうか。

そういえば、摘除と摘出はだいたい同じ意味と考えて良いのでしょうか。「摘出」は「摘出する」と動詞で用いるのに対し、術式など名詞では「前立腺全摘除術」などというなあ、くらいの区別しか印象がありません。
ちなみにステッドマンで「摘出」をみると「enucleation組織(眼球や腫瘍など)を破壊せず除去すること」「extirpation摘出〔術〕(臓器または病的組織の一部,あるいは全体を摘出すること)」とあり、「摘除」はステッドマンにはなく、プロメディカでは「extirpation」が出てきます。