用量依存性/用量相関性  用量比例性/線形性

■薬物の体内からの消失などの速度と薬物濃度の間に比例関係が成立している状態のことを、線形性が成立しているという。これに対し、薬物の代謝速度は、酵素量に依存するため、薬物濃度が高くなると比例して変化しなくなる。これを非線形性という■

というようなことがMRテキストに書いてあるのですが、治験文書では、主に薬の用量を設定するときに(?)これが出てきます。血中濃度や排泄速度などと投与量との関係には、「用量依存性」「用量相関性」「用量比例性」「線形性」があった、というような記述です。

私の感覚では、用量依存性(dose-dependent)と用量相関性(dose-correlational)がほぼ同義で、用量比例性(dose-proportional)と線形性(linearity)もほぼ同義なのではないか、と思っているのですが、正しいのでしょうか?

以前クライアント先から「用量相関性」が「用量依存性」に修正・統一されたことがあったので、やっぱりそうなのかも、と思いつつ、でもそれぞれの表現にはそれぞれ理由というか差異があるのかな?とも思うしぃ。