Googleの検索ヒット数

翻訳のチェックを日々一生懸命していますが、基本的には間違いを正す作業なので、「チェックの要らない翻訳」が多くなればなあという状態を夢想するわけです。どうしたらそういう左団扇の談話室長になれるのか、考えていく必要があります。。

近年はGoogle検索の精度が突然落ちたりいろんなケースが発生するのですが、検索ヒット数が正確ではなく、そのまま鵜呑みにすると危険なときがあります。
たとえばpseudocholinesteraseの訳語として、偽コリンエステラーゼが約890件、プソイドコリンエステラーゼが約682件と表示されます。ヒット件数ではあまり差がないのかなと判断しがちですが、後者について検索ページをカウントしていくと実際は30件くらいしかなく、「最も的確な検索結果を表示するために、上の 29 件と似たページは除外されています。検索結果をすべて表示するには、ここから再検索してください。」と最後に出ます。ここで再検索し直しても結局は70件くらいしかなく、よって、前者の「偽コリンエステラーゼ」の方が圧倒的に多い、という結論になり、訳語としては前者を選定するということになります。
上記のように、訳語選定の決め手となる検索ヒット数は、実際にどのくらいあるかを確認しなくてはならないときがありますのでご注意を。