2011-01-01から1年間の記事一覧

臨床研究に関する倫理指針

神田沙也加がしゃべっているのをPodcastで聞きましたが、内容、声のトーンや抑揚、雰囲気などなどバランスが完璧でうなりました。ひとつひとつの要素はなんでもない感じなんですけどね。なんでもないようなことがぁ〜幸せだったと思うぅ〜♪「臨床研究に関す…

guidelines

「ガイドライン」の英訳は、いくつも項目があるので、英訳はguidelineではなくsをつけて、guidelinesになる、と教わりました。

Dryer/Drier

前回「級」について書きましたが、今日はノーベル生理学・医学賞決定ニュースを聞き、ノーベル賞とノーベル賞級について考えてみたのでした。。。DryerとDrierの区別も最近分からなくなってきました。諸説ありますが、辞書的にはヘアドライアーはDryer、その…

interventional cardiologist

「池袋最大」と「池袋最大級」のパチンコ店!「級」の包容力に心打たれますね。interventional cardiologistというのはインターベンションとあるし、訳すなら心臓外科医かな?と今まで勘違いしていたのですが、心臓内科医なんですね。。。外科医はsurgeonだ…

CRF

「従容(しょうよう)」という言葉の意味を調べていると、各種辞書で多く目についた例文が「従容として死に就く」。。。。従容とは、「動じることなくゆったりとしているさま。おちついたさま。」(広辞苑第六版)。そんな、超人のようなお方が。症例報告書…

survey/surveillance

ヒアリングを苦手とする言い訳のひとつですが、英語ネイティブの声質は日本語ネイティブのそれと違うなとよく思います。好みを言わせてもらえば、英語ネイティブの女性の声では鼻声(鼻にかかった、と言うべきでしょうか)がいいなと思う。たとえば今日きい…

referring physician

yanokamiはいいな。気づけばyanokamiを絶唱しており不気味。referralというのは、より専門的な病院施設などに患者さんを移動させるときに言いますが、この漢字表記は各種専門辞書で「紹介」か「照会」にわかれているので困ります。個人的には後者が好ましい…

a courtesy of

だいたい14〜17時頃に、頭や手先や足先がポカポカしてきてスリープ・モードのお知らせがあります。そうなったら無駄な抵抗はよして、ロッカールームにそれ用と言わんばかりの心地よいソファーがありますので、そこで仮眠をとります。そうするとすっきりしま…

ActとLaw

薬事法はPharmaceutical Affairs Law、あまり見かけませんが医師法はたぶんMedical Practitioner Lawで、国民健康保険法はたぶんNational Health Insurance Lawなので、ともかくActではなくてLawにしないと、と思い込んでいたのですが、LawかActか、というの…

観測項目

何らかの数値をdetermine/measureした、というときに「観測した」という訳語にときどき出会うと、天体観測じゃあるまいし不自然だなあ、と思っていたのですが。総括報告書のガイドライン(http://home.att.ne.jp/red/akihiro/e3.html)の9.4.6に「観測項目」…

改訂

慌ただしくて色を失うこともありますが、それでも心動かす訳者さんとか訳文というのはあります。オーイエー。添付文書などの重要事項について追加や変更がある場合は、(「改定」ではなく)「改訂」をします。「使用上の注意」の箇所がほとんどでしょうか。 …

senior postdoctoral researcher

昼も夜もなく仕事をしています(やや誇張)。昨夜見た夢は「パリのメキシコ特集:校閲者とわたし」(?)というナゾの原稿執筆を嬉々としておこなう、という頓珍漢なもの・・・。きっと白昼の業務だって、白昼堂々頓珍漢(漢字の羅列は賢い印象)。ある博士…

defect/deficiency/disorder

「叱咤激励」って叱咤する側の人の言葉じゃないかと思います(叱咤されつつ激励されつつって可能なんだろうか。。。)。て大きな声では言えませんが。defect/deficiency/disorder/dysfunctionなどは「不足」を意味する用語ですが、「○○障害」「△△欠損」など…

injury

面接官のようなことをしています。面接のときにアワアワしないために、事前に全文を組み立てて暗記する作戦に。面接本番、一生懸命、脳内作文を再現していると、被面接者の慈愛のこもったまなざしを受け止めたのでした・・・。injury managementなどを医療従事…

与薬

オランダイチゴの英訳が「strawberry」だったら、間違いかな?と思いますよね。でもオランダイチゴはstrawberryで良いようです。あれは正式にはオランダイチゴっていうんだね。何とかベリーって多いですね。目に良いのはブルーベリー、いやいやビルベリーだ…

Table 1

虫垂炎がいわゆる「盲腸」だとごくごく最近思い知った盆暗です。暗黒時代はまだ続いているのでしょうか。臨床試験の論文でTable 1では必ず、ベースライン時の被験者特性が記載されているそうです。ベースライン時でp値が0.05以下(有意差あり)とか0.05に近…

靭帯と靱帯

Interviewerのようなことをしていますが、面談の進行がうまくできずアワアワです。Interviweeの言葉だけでなく、同席している弊社上司の言葉も、一生懸命書き取っており恥ずかしいです・・・。会社説明とか、進行の手順も、今後のためを思い書き取ってしまうの…

試験の単位

今日もまた英訳で全角のコロンを見落とす。臨床試験は、1件2件と数える文章をよく見かけますが、「1本、2本でお願いします」とお客様に言われたことがあります。有害事象の件数と紛らわしいから、とのこと。

信頼性保証部

「海鼠には海鼠の強き意志のあり」なんて俳句王国でやっていましたが、ナマコは、sea cucumberていうのですね。ナマコは、海のキュウリです。「信頼性保証部」は、「Quality Assurance Department」などの英訳になりますが、品質の信頼性を保証する部なので…

シクロスポリン

きょうの校閲今日のおえつ。免疫抑制剤のシクロスポリン。辞書はほぼ「cyclosporine」ですが、添付文書で一般名のスペルを確認(「有効成分に関する理化学的知見」の「一般名」)すると、ほぼ「ciclosporin」だったので、迷いつつ後者にしました。でも今確認…

MedDRAのバージョン

本田宗一郎の「人間は失敗する権利をもっている。しかし失敗には反省という義務がついてくる。」という言葉がありますが、権利と義務を入れ替えてみると味わいが増すかと思われます:「人間は失敗する義務をもっている。しかし失敗には反省という権利がつい…

labeled sample tube

洋服ダンスは、洋服のdance。試薬の案件で「labeled sample tube」の訳語「ラベル付けされた試料チューブ」をそのままとしていたのですが、「ラベル貼付済み試料チューブ」と赤が入っていました。なるほど。フォーマルウェアにしないとですね。

抗体の名前

会社の先輩にいただいた倫敦お土産を会社に持ってくるの忘れました・・・。抗体の名前には、ルールというか命名法があるのですね。生物学的製剤の一般名の命名法。 ヒト抗体は-zumab(ズマブ) 完全ヒト型は-umab (ウマブ) マウス抗体は-omab(オマブ) など…

retired breeder

「痔(痔核)の薬をすすめられて上司と懇意になる」という夢をみました。いったいどんな欲望が抑圧されているというのでしょう。非臨床試験の表現はあまり普段目にしないこともあって、新鮮です。consious dogs and ratsで「無麻酔イヌ及びラット」。自分も…

クラスラベリング

柄の大きな、色物の洋服に最近目がないわたくしです。昔の記憶をたどると、「(だいたい)更年期の女のひとが着ている服は派手だなー」と小学生の児童の頃思っていたそのイメージと重なります。いよいよ来たかも更年期。ビバ更年期。和訳案件で、class label…

社会的弱者

いろんなことはだいたいが暑いせいにできるかと思います。被験者選定の際、社会的弱者として同意を得るときに留意すべきとされているのは、 「不治の病に罹患している患者、養護施設収容者、失業者又は貧困者、緊急状態にある患者、少数民族集団、ホームレス…

justify

如水館というのは旅館の名前みたいだけれど、ぱかぱか打たれながらも頑張ったねえ、2回戦。あずきアイスを食べながら「イエェー!」と奇声を上げていると親戚の小さい坊やがおののいていました。ごめんね。薬はリスクとベネフィットを比較して、ベネフィット…

ブリッジング対象試験

面接官のようなことをしていますが、校閲業務の簡単な説明ですらしどろもどろです。海外で実施された臨床試験Aをブリッジングして国内の臨床試験Bとするとき、試験Aも試験Bも「ブリッジング試験」というのだと思っていましたが、ブリッジング試験は試験…

positive dechallenge

イソフラボ〜ンとかナガジュバ〜ンとか、声音まで変えればフランス語のように聞こえてお得(?)。有害事象で、positive dechallengeは「薬剤中断または減量後の有害反応の軽減」、negative dechallengeは「薬剤中断後、有害反応が解消しないこと」なんです…

EU Risk Management Plan(RMP)

擬態としての馬鹿、ではどうだろう。リスクマネジメントプランというと一般的な文書をイメージしていたのですが、新規有効成分ごとに要求されるものであり、特定されたリスク、潜在的なリスクなどの記述にMedDRA用語を用いるとされている、とのことです(Med…